今日から使える和訳の極意 - Tip 26: 使役動詞をむやみに「〜させる」と訳さない (2)

Tip 26: 使役動詞をむやみに「〜させる」と訳さない (2)

カテゴリ : 
英日翻訳Tips
執筆 : 
ellersley 2013-7-8 11:36

今回は、make と並んでもう 1 つのメジャー使役動詞である cause について考えてみましょう。

先日の課題に、cause が使役の意味で使われている典型的な文がありましたので、抜粋します。

【例文 3】

At this stage, the beer is cooled to around freezing, which encourages settling of the yeast, and causes proteins to coagulate and settle out with the yeast.

この一文に対し、

【訳文 3】

(△) この段階では、ビールが氷点付近まで冷却され、これが酵母の沈殿を促し、タンパク質を凝固させ、酵母とともに沈殿させます

というような訳文も見られましたが、cause something to do … という形で使われている場合には、確かに「something を…させる」という意味なのですが、「something が…する」という能動態に持っていけるケースが大半です。

【例文 3】は次のように訳すと良いでしょう。

(○) この段階では、ビールが氷点付近まで冷却されます。冷却によって酵母の沈殿が促されると同時に、タンパク質も、凝固して酵母と共に沈殿します

以前の授業でも取り上げたとおり、cause は結果を導く動詞で、主語がその原因・理由を表します。ですから cause の主語は、単に英語の構文に合わせて「〜は」と訳すよりも、「…によって」、「…が原因で」などの言葉で、原因や理由であることを明確に表した方が上手く収まるでしょう。


 

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