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Can't Stop Lovin' You / Van Halen

カテゴリ : 
音楽
執筆 : 
ellersley 2013-11-23 14:20

 


 

There's a time and place for everything,
For everyone
We can push with all our might,
but nothin's gonna come
Oh no, nothin's gonna change
An' if I ask you not to try, oh could you let it be?

何にでも そして誰にでも
然るべき時期と場所がある
力いっぱい押してみても
何も巡ってこないし 何も変わらない
だからといって
努力を止めて成り行きに任せるなんてこと
できるかい?
I wanna hold you and say
We can't throw this all away
Tell me you won't go, you won't go
You have to hear me say
おまえを抱きしめて 言いたいんだ
投げ出してはいけないと
別れるなんて言わずに
俺の言葉を聞いてくれ
I can't stop lovin' you
And no matter what I say or do
You know my heart is true, oh
I can't stop lovin' you
愛さずにいられないんだ
俺が何を言おうと 何をしようと
俺の気持ちに偽りはない
おまえのことを愛さずにはいられないんだ
You can change your friends, your place in life
You can change your mind
We can change the things we say, and do any time
Oh no, but I think you'll find
That when you look inside your heart
Oh baby, I'll be there. Yeah!

友を変えること 住む場所を変えること
考えを変えること 言うことを変えること
これらはいつだってできる
おまえならわかってくれると思う
自分の心の中を覗いてみれば
俺がそこにいるってことを
Hold on. I'm holdin' on
Baby, just come on, come on, come on
I just wanna hear you say
だからくじけないで 俺もがんばるから
いいからおいでよ
おまえに言ってもらいたいんだ
I can't stop lovin' you
And no matter what you say or do
You know my heart is true, oh-oh!
I can't stop lovin' you
愛さずにいられないと
何を言おうと そして何をしようと
自分の気持ちに偽りはないと
俺のことを愛さずにはいられないんだと
Oh, I'm so twisted and tied
And all I remember, was how hard we tried
Only to surrender
もがき苦しんだ俺に思い出せるのは
どんなに必死でチャレンジしても
報われなかった記憶だけ
(Guitar Solo)  
And when it's over
I know how it's gonna be
And true love will never die
Or, not fade away
すべてが終わったとき
どんな結果が待ち受けているのか
俺にはわかっている
本当の愛は決して果てないし
色あせることもない
And I can't stop lovin' you
And no matter what I say or do
You know my heart is true, oh
I can't stop lovin' you
愛さずにいられない
俺が何を言おうと そして何をしようと
俺の気持ちに偽りはない
おまえのことを愛さずにはいられないんだ
And I know what I got to do
Hey Ray, what you said is true, oh
I can't stop lovin' you, oh no
Oh, can't stop lovin' you
何をすべきか 俺はわかっている
レイ、あなたが言ったことは本当だったよ
愛する気持ちは
どうやったって止められないってこと
 

 
翻訳: 中村泰洋

 



前回の Wind of Change が少々重たくなりすぎてしまったので、今回はスカッと爽やかな曲を取り上げてみました。米国のヴァン・ヘイレンが 1995 年に発表した10枚目のアルバム「Balance」からシングルカットされたナンバーです。


最高位は全米チャート 30 位ということで、ヴァン・ヘイレンの過去の実績から見ればやや寂しい結果と言えますが、時代が悪かったのでしょう。80 年代だったら No.1 になっていてもおかしくない曲だと思います。


ヴァン・ヘイレンは、私にとって最も「アメリカンな」バンドです。「I can't stop loving you.」なんていう、英語を習い始めたばかりの中学生でもわかる超ストレートなフレーズを全力でシャウトしても許される男は、おそらくサミー・ヘイガーだけなのではないしょうか。3:37 で浮かべる満面の笑顔と最後の投げキッスも含め、サミー・ヘイガーという人は、日本人の大半がイメージするアメリカ人男性のイメージそのものという気がします。


サミー・ヘイガーを先に取り上げてしまいましたが、バンドの中心は、バンド名の由来でもあるエディ・ヴァン・ヘイレン (G) とアレックス・ヴァン・ヘイレン (Dr) の兄弟です。


ギタリストとしてのエディの凄さはいろいろなところで語り尽くされているのでここでは敢えて触れませんが、エディは別の意味でもパイオニアです。
 

かつてロックミュージシャンというのは、いかつい顔をして無表情で演奏するのが定番でしたが、その常識を覆したのが実はエディ・ヴァン・ヘイレンだと言われています。この曲では少しはにかんだ表情をしているエディですが、若いころの PV では、超人的な技術を満面の笑顔で披露しています。


歌詞にも少し目を向けてみましょう。サビの「I can't stop loving you.」も含め、歌詞の内容は至ってシンプル。訳そうとするとそれなりに悩みますが、難しい単語は皆無ですので、解釈は容易で、高校1年生の英語の教材にそのまま使えそうです。この単純明快さが何とも「アメリカン」です。


第3ヴァースと第6ヴァースは同じ歌詞ですが、それぞれのヴァースの直前が、それぞれ「wanna hear me say」、「wanna hear you say」であることから、第3ヴァースと第6ヴァースとで、I と you に該当する人を入れ替える必要があるでしょう。原詩と同じように直接話法を使うのであれば、もちろんそんな小細工は不要です。


PV のストーリーは、女性がサルにミルクを上げている場面など、やや理解に苦しむ箇所もありますが、お約束どおりのハッピーエンドになっており、この点も何やら「アメリカン」です。


曲の終わり付近で、「レイ」なる人物が出てきます。実はこの人物、誰もが知るR&Bの大御所レイ・チャールズです。曲名を知らなくても、次の曲は誰もがどこかで聴いたことがあるでしょう。



もうわかりますね。ヴァン・ヘイレンの「Can't Stop Lovin' You」は、レイ・チャールズへのオマージュなのです。とはいえ、ここでもサミー・ヘイガーは、この偉大なる盲目のR&Bキングに対し「Hey, Ray」と気さくに呼びかけ、指を指して語りかけています。この気さくさも、何とも「アメリカン」です。


古くからのヴァン・ヘイレンファンにしてみれば、「こんなのはハードロックじゃないし、ヴァン・ヘイレンじゃない」と言いたくなるかもしれませんが、私は別に良いと思います。私はヴァン・ヘイレンというバンドが決して大好きというわけではないのですが、何の小細工も駆け引きもなく、「お前のことがとにかく大好きなんだ」と真正面からドンとぶつかって来るこの爽快感が大好きです。


これこそが、「アメリカン」ロックの神髄なのです。

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