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Lie To Me / Bon Jovi

カテゴリ : 
音楽
執筆 : 
ellersley 2012-5-7 11:12

Words: Jon Bon Jovi
Music:  Richie Sambora

 

 

 

Rumour has it that your daddy's coming down
He's gonna pay the rent
Tell me baby,
is this as good as life is gonna get
It feels like there's a stranger
standing in these shoes
But, I know I can't lose me,
'cause then I'd be losing you
 
父親が家賃を払いに来るんだってな
それって 究極の幸せなのかい
何だか妙な気分だよ
自分が自分でないような
でもわかっているよ
自分を見失ってはいけない
お前を失うことになるから
 
I know I promised baby
I would be the one to make our dreams come true
I ain't too proud of all the struggles
And the hard times we've been through
When this cold world comes between us
Please tell me you'll be brave
'Cause I can realize the danger
when forgiveness fades away
 
いつか約束したよな
俺が2人の夢を叶えるんだと
これまでの苦労と不遇は大きな誇りさ
互いの愛が冷めたときには
勇気を出すように言ってくれ
許す気持ちが失われたときの危うさが
俺にはわかるんだ
 
If you don't love me - lie to me
'Cause baby you're the one thing I believe
Let it all fall down around us,
if that's what's meant to be
Right now if you don't love me baby - lie to me
 
俺を愛していないのなら 嘘をついてくれ
お前のことだけは信じているから
成り行きにまかせるよ
それが運命だというのなら
もう愛せないというのなら 嘘をついてくれ
 
Pour another cup of coffee
Babe I got something to say to you
I ain't got the winning ticket
Not the one that's gonna pull us through
 
珈琲をもう1杯入れてくれないか
お前に大事なことを言わないとな
俺に勝ち目がないのはわかっているよ
元に戻れるなんて 思っちゃいないさ
 
No one said that it'd be easy
Let your old man take you home
But know that if you walk out on me
that darling I'd be gone
 
簡単だとは誰も言ってなかったな
父親と一緒に行きなよ
お前に捨てられた俺は
もぬけの殻になるだけだけどね
 
If you don't love me - lie to me
'Cause baby you're the one thing I believe
Let it all fall down around us,
if that's what's meant to be
Right now if you can't love me baby - lie to me
Baby, I can take it
 
俺を愛していないのなら 嘘をついてくれ
お前のことだけは信じているから
成り行きにまかせるよ
それが運命だというのなら
もう愛せないというのなら 嘘をついてくれ
俺はその嘘を真に受けるつもりだから
 

- solo -

 

 
It's a bitch, but life's a roller coaster ride
The ups and downs will make you scream sometimes
It's hard believing that the thrill is gone
But we got to go around again,
so let's hold on
 
やりきれないけど 人生なんて
ジェットコースターみたいなもの
その浮き沈みに 叫びたくなることもある
もうスリルを味わえないなんて
なかなか信じ難いけど
避けては通れないことだから がんばろう
 
If you don't love me - lie to me
'Cause baby you're the one thing I believe
Let it all fall down around us
If that's what's meant to be
Right now if you can't love me baby - lie to me
Lie to me
Baby, I can take it
C'mon lie to me
 
俺を愛していないのなら 嘘をついてくれ
お前のことだけは信じているから
成り行きにまかせるよ
それが運命だというのなら
もう愛せないというのなら 嘘をついてくれ
俺はその嘘を真に受けるつもりだから
 
 

翻訳: 中村泰洋

  


  

今回も再び Bon Jovi です。1995 年リリースのアルバム「These Days」に収められているシブい 1 曲を取り上げました。


Bon Jovi は前作「Keep The Faith」でも Bed Of Roses と I Want You という出色のバラード曲を書いていますが、ドラマチックに展開するこれまでの作風とは対照的に、しっとりと穏やかに展開するという新境地を開拓しています。この作風はその後、Thank You For Loving Me や Make A Memory といった佳曲を生み出しており、今では Bon Jovi の 1 つのスタイルとして確立された感があります。


ビジュアルの良いジョン・ボン・ジョヴィとリッチー・サンボラの 2 人だけをフィーチャーした PV 編集には、プロモーターサイドのいやらしい意図も感じられますが、曲としての完成度は高水準です。いわゆる売れ線狙いのキャッチーな曲調ではないので、一聴しただけではあまり響かないのですが、時間の経過と共にその良さがじわじわと沁み入ってくるのです。特に 2 コーラス目、艶のあるリッチーのコーラスが入ってくるあたりから、ドラマチックなサビ、シブさ満点のソロを経て転調するまでの展開が実に印象的です。


アットホームな雰囲気の中でリラックスして演奏するジョンとリッチーの姿は、実に格好良い。80 年代には見られなかった大人の余裕といいますか、大物としてのある種の風格のようなものが漂っています。遡ること 11 年、メジャーデビュー当時のイタすぎる映像を見れば、その成熟ぶりは明らかです。


本作がリリースされた 1995 年は、私にとって 1 つの節目として記憶されている年です。前年に大学を中退し、アルバイトの延長で地元の塾に就職した私はすぐに、「こんな自分に、子どもに何かを教える資格なんて、あるわけないな」ということを悟りました。そして、少なくとも英語を教えようと思うなら、もう少しまともなレベルの英語を身に付けるのはもちろんのこと、実際に英語が使われている社会環境を身をもってリアルに体験しないことには、何も伝えられないのではないかと痛烈に感じるようになりました。


配属されていた校舎の先輩社員に相談すると、


「それは良いことだよ。若い頃はね、どんな失敗をしても良いんだよ」とか、

「行っておいでよ。若い時にしかできないことだから。自分で言うのは変だけど、中村くんはこの塾で一生を終える人じゃないよ」


といった力強い励ましが返ってきて、1 年しか働いていなかったのに、退職の日には餞別まで持たせてくれました。


「大学はもういいよ。アカデミズムなんてまっぴらだから。また行きたくなった時に行けばいいんだ」


そう思っていた私は語学留学を選びました。行き先は、自身の預金残高を踏まえ、授業料や生活費が安くて気候がよく、みんながあまり行かないところという理由で選んだニュージーランドのオークランドでした。当時はまだインターネットが普及する前ですので、情報を集める手段は、もっぱら自分の足です。領事館に出向いて学校の情報を閲覧し、ヘタクソな英語で書いたホストファミリーへの手紙を同封して願書を郵送する。PayPal なんて便利なツールもありませんから、授業料の払い込みも、ニュージーランドドルを取り扱っている銀行に行って窓口で現金払いです。しかし、その面倒な作業の 1 つひとつが新鮮で、ひとつの手続きを終えるごとに、期待で胸が膨らむのでした。


学校の授業はそれほど難しいものではなく、入学当初は聞き取りや会話がダメでしたが、文法は楽勝で、プレゼンやレポートで困ることもほとんどありませんでした。ホストファミリーにも恵まれた上、学校の紹介で地元のサッカークラブにも入ることができ、満喫というほどではないにせよ、概ね満足できる 10 か月を過ごすことができました。今も大切に保管している「These Days」の CD は、このときにオークランドで購入した海外版です。


その後の人生も失敗と遠回りの繰り返しで、全然順調に行っていませんが、どうにか翻訳者として自立することができ、翻訳の授業を任せてもらえるくらいにはなれましたので、当時の判断はそんなに間違ってはいなかったのではないかと、今のところは考えています。


私は歌詞を訳す時、読むだけではなく、実際に口ずさんでみます(といいますか、良い曲なので勝手に歌いたくなります)。音律も、ニュアンスを把握するための 1 つの情報なのですが、最初の 4 行をまともに歌えたためしがありません。

Rumor hhhh ... pay the rent,
Tell me baby hhhh ... gonna get

だいたいいつも、こんな感じです。


私はこの曲を、発売から 17 年が経過した 2012 年においてもなお、何か月に一度かの割合で聴きたくなります。本当に良い曲というのは、何年経っても色褪せないのです。

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